自ら判断できる精神的機軸を作り、思索力や論理的思考力を涵養するために。
子どものころから本が好きで、図書館とか書店とかに行くとドキドキします。ワクワクします。読みたいと思った本や話題になっている本はとりあえずなんでも買っていたのですが、適切な読書計画も読書基準もないので、当たり外れも大きいです。
それで掲題の件。人事院公務員研修所がホームページで公開している「若手行政員への推薦図書」が、少し前にはてな界隈で話題になっていましたね。
人事院は、新規採用者から課長補佐級までの若手職員を対象とし、これらの職員が、自ら判断できる精神的機軸を作り、思索力や論理的思考力を涵養するなど、行政官としての素養を高めるための一助となるよう、学識経験者及び幹部行政官経験者の方々に読むことを推奨する図書の御推薦を依頼し、「若手行政官への推薦図書」のリストを作成いたしました。
ほとんど読んだことがない本ばかりだったのですが、個人的な「いつか読むべきリスト」に入ってたのにこれまで未読のままだったタイトルが3冊含まれていました。それは、『青春とは、心の若さである。(サムエル・ウルマン)』『国家(プラトン)』『唯脳論(養老孟司)』の3冊です。
全タイトル聞いたことある&読みたそうな書名が並んでるし、人事院公務員研修所の「若手行政員への推薦図書」を、一冊ずつ丁寧に読んでいきたいと思ってます。
id:fujipon さんの2014/10/24付エントリーからの孫引きになってしまいますが、『本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法』の著者である出口治明さん(ライフネット生命代表取締役会長兼CEO)は、教養を得るための手段には「人に会う」「本を読む」「旅をする」の3つしかない、と断じた上で、読書の効用について下記のように述べているそうです。
人、本、旅の3つの中で、もっとも効率的に教養を得られるツールが、本です。 旅や人と比較しながら、本の優位性について考えてみましょう。私が考える本のメリットを順不同にあげると、次の5つです。
- 何百年も読み継がれたもの(古典)は当たりはずれが少ない
- コストと時間がかからない
- 場所を選ばず、どこでも情報が手に入る
- 時間軸と空間軸が圧倒的に広くて深い
- 実体験にも勝るイメージが得られる。
確かに言われてみれば、読書はコストパフォーマンスが最高で、趣味としてまさに適切だなと。