誤用と転用。クリスマスイブはいつからクリスマスイブか。

どうもクリスマスイブ警察です。

宗教者以外の方には関係ない話なので、まあどうでもいいっちゃどうでもいいんだけど(おれもノンクリスチャン)。

 

で、もうひとつ、一般人?にとってどうでもいいかもしれないのが「母数」というおれを悩ます言葉。おれの理解では「母集団のパラメータ(母平均とか母分散とか)」を示す用語のはずなんだけど、どうも「サンプルサイズ」「標本の大きさ」というニュアンスで使ってるぽい(ついでにいうと「標本数」という誤用も多そうなんだけどそれはまた別のお話)。Twitterのアンケート機能で「母数を増やしたいので投票をお願いします!」と呼びかけてる人が多くて、なるほどこうやって広まっているのか、と。「分母」の「母」に引っ張られてるのかな。そういうケースとは別に、きちんと研究法のトレーニングをそれなりに受けているはずの研究者の方でもそういう使い方をしている事例が散見されて、そのたびにもにょる。

あと、「確信犯」「ウィキ」「学歴」「モラルハザード」「恣意的」あたりの言葉にもいつももにょってる。

これは、決して「おれがいつも正しい言葉を使っているので言葉を知らない愚かな者たちはおれを見習い給へ」とか言っているわけじゃなくて、おれも言葉の誤用をたぶんしてるし、誤用によって重大な不利益を起こしてしまうこともあるんじゃないかと思ってビクビクしながら生きてます、という話です。

誤用と転用も違うものだし、なかなか難しい問題だなあ。